格安SIMを選ぼうとしても、サービスが多くて迷ってしまいます。
料金が安いサービス、データを家族で分けやすいサービス、大容量を選べるサービスなど、それぞれ特徴が違うからです。
そのため、すべての人にとって「これが一番」という格安SIMがあるわけではありません。
格安SIMは、ランキングよりも自分の使い方に合うサービスを選ぶことが大切です。
毎月何GB使うのか、家族で使うのか、通話をどのくらいするのか、通信速度をどこまで重視するのか。
このあたりを決めると、候補はかなり絞れます。
格安SIMは目的から選ぶと分かりやすい
格安SIMを選ぶとき、最初から料金表をすべて比較する必要はありません。
まず、自分が何を重視するかを決めます。
| 重視すること | 候補 | 特徴 |
|---|---|---|
| 月額料金を抑えたい | HISモバイル | 小容量から30GBまで料金を抑えやすい |
| 家族・複数端末で使いたい | BB.exciteモバイル | 最大5枚のSIMでデータを共有できる |
| 使い方に合わせて選びたい | mineo | 容量や通信速度からプランを選べる |
| 20GB以上の容量も選びたい | LIBMO | 3GBから60GBまで用意されている |
| 混雑時の通信も重視したい | ahamoなども比較 | MVNOだけに絞らず大手キャリア系も候補にする |
※料金やプランは2026年9月時点の情報をもとにしています。変更されることがあるため、申し込み時は最新情報を確認してください。
料金を抑えたいならHISモバイル
毎月のスマホ料金をできるだけ抑えたい人は、HISモバイルが候補になります。
2026年9月から提供されている「自由自在3.0プラン」では、データ容量に応じて細かく料金が分かれています。
| データ容量 | 月額料金 |
|---|---|
| 100MB~1GB | 280円~550円 |
| 3GB | 770円 |
| 7GB | 990円 |
| 10GB | 1,299円 |
| 20GB | 1,699円 |
| 30GB | 1,999円 |
20GBと30GBには、1回6分までの国内通話かけ放題も含まれています。
特に、自宅ではWi-Fiを使い、外出先ではそれほどデータを使わない人なら、小容量プランを選ぶことで通信費を抑えやすくなります。
一方で、料金だけで決めるのではなく、自分がよくスマホを使う時間帯の通信環境なども考えて選びたいところです。
HISモバイルについてはこちらでもまとめています。
HISモバイル 290円プランの実力とは?月額の安さだけで選んで大丈夫?
家族や複数端末で使うならBB.exciteモバイル
家族でデータ容量を分けたい人や、スマホとタブレットなど複数の端末を使いたい人は、BB.exciteモバイルが候補になります。
BB.exciteモバイルには、使った容量によって料金が変わる「Fitプラン」と、毎月決まった容量を使う「Flatプラン」があります。
Fitプランでは、音声SIMなら3GBまで690円、7GBまで1,190円など、利用量に応じて段階的に料金が変わります。
毎月のデータ使用量が変わりやすい人には使いやすい仕組みです。
一方、Flatプランでは5GB・14GB・30GB・40GB・50GBから容量を選びます。
さらに、1契約で最大5枚までSIMを利用でき、契約したデータ容量を複数のSIMで共有できます。
そのため、家族で使ったり、1人でスマホとタブレットを使ったりするときに便利です。
家族全員がそれぞれ別の容量を契約するより、まとめてデータを使ったほうが無駄を減らせる場合があります。
BB.exciteモバイルについてはこちらでも紹介しています。
使い方に合わせて細かく選びたいならmineo
単純な料金の安さだけでなく、自分の使い方に合わせてプランを選びたい人にはmineoがあります。
mineoの「マイピタ」は、毎月使えるデータ容量から選ぶプランです。
音声通話付きでは、3GB・7GB・15GB・30GB・50GBが用意されています。
一方、データ容量ではなく最大通信速度から選ぶ「マイそく」もあります。
「毎月○GB使えるプランがよい」という人と、「通信速度をある程度に抑えて容量を気にせず使いたい」という人で、異なる選び方ができます。
また、家族で契約した場合には家族割引もあります。
ただし、家族全員のデータ容量をひとつにまとめて使いたいのであれば、BB.exciteモバイルのようなデータシェア型のサービスと比較したほうが分かりやすいでしょう。
mineoについてはこちらの記事でもまとめています。
20GB以上も含めて選びたいならLIBMO
毎月ある程度データを使う人は、LIBMOも候補になります。
LIBMOの「なっとくプラン」では、3GB・8GB・20GB・30GB・60GBが用意されています。
| データ容量 | 音声通話機能付きSIMの通常料金 |
|---|---|
| 3GB | 980円 |
| 8GB | 1,518円 |
| 20GB | 1,991円 |
| 30GB | 2,728円 |
| 60GB | 3,960円 |
小容量だけでなく、20GB・30GB・60GBまで同じサービスの中で選べるのが特徴です。
生活スタイルが変わってデータ使用量が増えたときにも、容量の選択肢があります。
なお、LIBMOではキャンペーンによる割引もありますが、キャンペーンは時期によって変わります。
この記事では一時的な割引ではなく、通常料金を基準に考えるほうが分かりやすいでしょう。
LIBMOについてはこちらの記事もあります。
通信速度を重視するなら格安SIMだけに絞らない
月額料金の安さだけでなく、昼休みなど混雑する時間帯の通信速度を重視するなら、MVNOだけに絞らず比較したほうがよいでしょう。
MVNOでは、利用者が集中する時間帯にデータ通信が遅くなることがあります。
そのため、仕事でテザリングを使う人や、昼休みに動画を見る人などは、大手キャリアや大手キャリアのオンライン料金プランも候補になります。
たとえばahamoはドコモが提供する料金プランなので、MVNOとは仕組みが異なります。
通常は30GBで月額2,970円ですが、2026年11月30日までは増量キャンペーンにより40GBまで利用できます。2026年12月1日からは料金体系の変更が予定されているため、申し込み時点の最新料金を確認してください。
ahamoについてはこちらの記事でも紹介しています。
格安SIMの通信速度については、こちらの記事でも詳しく説明しています。
格安SIMの通信速度は本当に遅い?遅くなる時間帯と対策を解説
家族で使うなら「家族割」だけで決めない
家族でスマホを使う場合、「家族割があるか」だけで選ぶ必要はありません。
確認したいのは、家族全体でどのくらいデータを使うかです。
家族それぞれの使用量が大きく違うなら、各自に合ったプランを個別に契約する方法があります。
一方、家族全体で使う容量が決まっていて、それを分け合いたいのであれば、データシェアに対応したサービスが使いやすくなります。
また、子どもは小容量、親は大容量というように使い方が大きく違うなら、家族全員が同じ通信会社を使う必要もありません。
家族向けだから1社へまとめるのではなく、家族全体の料金と使いやすさで考えることが大切です。
格安SIMを選ぶ前に確認したい5つのこと
候補がいくつか見つかったら、次の5点を確認します。
- 毎月何GBくらい使っているか
- 電話をどのくらい使うか
- 昼休みなど混雑する時間帯の通信速度を重視するか
- 店頭でのサポートが必要か
- 家族や複数端末でデータを共有したいか
ここが分かれば、単純な月額料金ランキングを見るより、自分に合うサービスを選びやすくなります。
特に、現在のデータ使用量を確認せずに料金プランを選ぶと、必要以上に大きな容量を契約してしまうことがあります。
まずは現在契約している通信会社のアプリやマイページで、毎月何GB使っているか確認してみるとよいでしょう。
料金だけでなく通常料金を見る
格安SIMでは、乗り換えキャンペーンや期間限定の割引が行われることがあります。
キャンペーンを利用できればお得ですが、それだけで契約先を決めるのはおすすめしません。
割引が終了した後も使い続けることを考えるなら、通常料金と通常時のサービス内容を基準に比較したほうが分かりやすくなります。
キャンペーンは最後の判断材料として考えるくらいでよいでしょう。
格安SIMそのものが分からない場合は先に仕組みを確認する
格安SIMへ初めて乗り換える場合は、料金プランを比較する前に、格安SIMの仕組みを知っておくと選びやすくなります。
格安SIMとは?仕組みやメリット・デメリットを初心者向けに解説
また、大手キャリアから乗り換えるか迷っている場合はこちらも参考になります。
大手キャリアと格安SIMの違いをわかりやすく比較!乗り換え前に知っておきたいこと
まとめ|一番おすすめではなく自分に合う格安SIMを選ぶ
格安SIMには、それぞれ得意な使い方があります。
料金を抑えたいならHISモバイル、家族や複数端末でデータを分けたいならBB.exciteモバイル、使い方に合わせてプランを選びたいならmineo、大容量まで選びたいならLIBMOが候補になります。
また、通信速度を重視するなら、格安SIMだけに絞らずahamoなど大手キャリア系の料金プランまで含めて比較したほうがよいでしょう。
重要なのは、人気順やランキングだけで選ばないことです。
自分が何GB使うのか、通話するのか、家族で使うのか、通信速度をどこまで重視するのか。
この条件から選べば、自分に合ったサービスを見つけやすくなります。