スマホの充電が遅いのはなぜ?原因と対処方法をわかりやすく解説

スマホを新しくしたのに、充電が遅い。

そんなとき、原因はスマホ本体とは限りません。

充電速度に関係するのは、主に次の4つです。

  • スマホ本体
  • 充電器
  • USBケーブル
  • 充電しているときの環境

とくに多いのが、スマホだけ新しくして、以前から使っている充電器やケーブルをそのまま使っているケースです。

新しいスマホが急速充電に対応していても、充電器やケーブルが条件を満たしていなければ、本来の充電性能は出ません。

スマホの充電が遅くなる主な原因

充電器の出力が足りていない

まず確認したいのが充電器です。

充電器には「20W」「30W」「45W」などの数字があります。

W(ワット)は、電力の大きさを表す単位です。

たとえば、スマホが20W程度の充電に対応していても、充電器が5Wしか出せなければ、そこで充電速度が頭打ちになります。

逆に、100Wの充電器を使えば100Wで充電されるわけでもありません。

スマホ側が受け取れる電力には上限があります。

USB PDなどの充電では、充電器とスマホの間で利用できる電力を決めて給電します。

つまり、

スマホに対して、充電器の出力が足りているか。

ここを見るのが基本です。

何年も前の充電器を使っているなら、一度本体の表示を確認してみましょう。

「OUTPUT」

「5V 1A」

「5V 3A」

などと書かれています。

W数が書かれていない場合は、

電圧(V)×電流(A)=電力(W)

で計算できます。

「5V 1A」なら5Wです。

急速充電器では、複数の電圧と電流の組み合わせが書かれていることもあります。

その場合は、製品仕様にある「最大20W」「最大30W」などの表示も確認します。

急速充電に必要な条件がそろっていない

急速充電は、スマホだけが対応していれば使えるわけではありません。

必要なのは、

スマホ
+ 充電器
+ ケーブル

この3つです。

たとえば、スマホが急速充電に対応していても、昔の低出力な充電器を使っていれば速くなりません。

充電器が対応していても、ケーブル側が必要な電力に対応していなければ、やはり十分な速度は出ません。

新しいスマホに買い替えたときは、充電器とケーブルも一緒に確認する必要があります。

USBケーブルが原因になっている

充電器だけでなく、USBケーブルも重要です。

見た目が同じUSB-Cケーブルでも、性能は同じではありません。

ケーブルによって、

  • 対応できる電力
  • データ転送速度
  • 対応するUSB規格

などが違います。

高出力の充電器を買っても、ケーブルが必要な電力に対応していなければ、本来の性能は出ません。

また、古くなったケーブルも要注意です。

  • 充電が途中で切れる
  • ケーブルの角度によって充電できたりできなかったりする
  • コネクターが曲がっている
  • 被覆が破れている

こうした状態なら、別のケーブルに交換して確認したほうがよいです。

USB-Aの古い充電器を使っている

昔からある横長の大きな端子がUSB-Aです。

小さく、上下どちらの向きでも差し込める端子がUSB-Cです。

最近の急速充電では、USB-Cを使うケースが増えています。

USB PDもUSB-Cを使って電力を供給する規格です。

ただし、

USB-Cなら必ず急速充電できる。

という意味ではありません。

USB-Cは端子の形です。

USB PDは充電の規格です。

同じUSB-Cでも、対応する出力や規格は製品によって違います。

古いUSB-A充電器を長く使っているなら、新しいスマホに合った充電器へ替えることで、充電時間が短くなることがあります。

スマホを使いながら充電している

充電しながらスマホを使うと、バッテリー残量の増え方は遅くなります。

たとえば、

  • ゲーム
  • 動画視聴
  • カーナビ
  • 重いアプリ

などです。

充電器から受け取った電力の一部を、その場でスマホが使ってしまいます。

さらに、負荷が高くなるとスマホ本体も熱くなります。

充電速度を確認したいときは、一度スマホを使うのをやめ、画面を消した状態で充電してみると分かりやすいです。

スマホが熱くなっている

スマホは熱くなっても、同じ速度で充電し続けるわけではありません。

端末やバッテリーを守るため、温度が高くなると充電速度を落としたり、充電を止めたりすることがあります。

直射日光が当たる場所や、夏の車内などではとくに注意が必要です。

充電しながらゲームをしている場合も、発熱しやすくなります。

スマホがかなり熱いときは、一度使用をやめます。

直射日光の当たらない場所で温度が下がってから充電するほうが安全です。

80%を超えたあたりから遅くなる

最初は速かったのに、80%を超えたあたりから急に遅くなる。

これも珍しい動作ではありません。

スマホには、バッテリーへの負担を減らすために充電を調整する機能があります。

満充電に近づくにつれて、充電速度を落とす機種もあります。

そのため、

0%から100%まで同じ速度で充電されるわけではありません。

低い残量では速いのに、80%や90%を超えると遅くなるなら、スマホ側の充電制御が働いている場合があります。

充電が遅いときに確認する5つのポイント

原因を一つずつ探すなら、次の順番が分かりやすいです。

1.充電器を確認する

まず充電器を見ます。

確認したいのは、

  • USB-AかUSB-Cか
  • 最大出力は何Wか
  • 急速充電に対応しているか

この3つです。

何年も前の充電器なら、新しいスマホの性能に合っていないことがあります。

2.スマホの充電仕様を確認する

次にスマホ側です。

メーカーの製品ページや説明書で、

  • 急速充電に対応しているか
  • どの充電規格に対応しているか
  • どの程度の出力が必要か

を確認します。

ここは機種によって違います。

「Androidなら30W」

「iPhoneなら20W」

のように一律ではありません。

使っているスマホごとに確認するのが確実です。

3.ケーブルを確認する

ケーブルも確認します。

古いケーブルや、対応電力が分からないケーブルなら、一度別のものに替えて試します。

充電が途切れたり、コネクター部分が傷んだりしているものは使わないほうが安全です。

4.スマホを使わずに充電する

ゲームや動画を止め、画面を消して充電してみます。

これだけで充電の進み方が変わるなら、スマホの消費電力や発熱も影響していたことになります。

5.スマホの温度を確認する

本体が熱くなっていないか確認します。

かなり熱いなら、いったん充電や使用をやめます。

温度が下がってから、もう一度充電してみます。

充電器を買い替えれば速くなる?

スマホは急速充電に対応している。

でも使っていたのは、昔の低出力な充電器だった。

この場合は、充電器を替える意味があります。

スマホに合った急速充電器へ交換すれば、充電時間を短くできることがあります。

ただし、

W数が大きいほど速くなるわけではありません。

スマホ側が受け取れる電力には上限があります。

65Wや100Wの充電器を使っても、スマホ側が20W程度までしか利用できなければ、それ以上の電力で充電されるわけではありません。

必要なのは、

一番高性能な充電器ではなく、自分のスマホに合った充電器。

です。

スマホ用充電器はどう選ぶ?

見るポイントは4つです。

充電規格

まず、スマホがどの急速充電方式に対応しているか確認します。

代表的な規格のひとつがUSB PDです。

スマホ側と充電器側の両方が対応している必要があります。

W数

スマホが必要とする出力を満たした充電器を選びます。

スマホより高出力の充電器を使える場合もありますが、必要以上に大きなW数を選んでも、充電時間が短くなるとは限りません。

スマホだけでなく、タブレットやノートパソコンにも使うなら、高出力な充電器を選ぶ意味があります。

USB端子

これから買うなら、USB-C端子を備えた充電器が選択肢に入りやすいです。

USB PD対応製品も多く、スマホ以外の機器でも使いやすくなっています。

手持ちのケーブルと組み合わせられるかも確認します。

大きさとポート数

毎日持ち歩くなら、小さい充電器のほうが便利です。

スマホ1台だけなら、1ポートタイプでも十分です。

スマホとイヤホン、スマホとタブレットなどを同時に充電するなら、複数ポートの製品も候補になります。

それでも充電が遅いなら

充電器とケーブルを替えても明らかに遅い。

そんなときは、別の原因も確認します。

  • 充電端子にホコリや異物が入っている
  • USB端子が傷んでいる
  • スマホ側の設定が影響している
  • バッテリーが劣化している
  • スマホ本体に不具合がある

正常な充電器やケーブルを複数試しても改善しない場合は、充電器以外を疑ったほうがよいです。

充電が頻繁に切れる。

異常に熱くなる。

端子を動かすと充電できたりできなかったりする。

こうした症状があるなら、無理に使い続けず、メーカーや修理窓口への相談も考えます。

まとめ|まずは充電器とケーブルを確認する

スマホの充電が遅いときは、

スマホ本体
+ 充電器
+ ケーブル
+ 充電している環境

をまとめて確認します。

とくにスマホを買い替えたばかりなら、充電器とケーブルを見てください。

新しいスマホに、昔から使っている充電器やケーブルをそのままつないでいると、本来の充電性能が出ないことがあります。

確認する順番は、

  1. 充電器の出力と端子
  2. スマホが対応する充電方式
  3. ケーブル
  4. 充電中の使い方
  5. スマホの温度

です。

ここまで確認して、

スマホは急速充電に対応しているのに、充電器が古かった。

と分かったら、充電器を買い替えます。

高いものや、一番W数が大きいものを選ぶ必要はありません。

自分のスマホに合った充電器とケーブルを選ぶ。

それだけで、充電環境はかなり変わります。

コメントする

CAPTCHA


コメント

この記事へのコメントはありません。