格安SIMを料金で比較するとき、最初に「一番安い会社」を探したくなるかもしれません。
しかし、格安SIMは会社によって用意されているデータ容量が違います。
3GBで十分な人と、毎月30GB使う人では、比較するべき料金プランも変わります。
格安SIMの料金を比較するときは、まず自分に必要なデータ容量を決め、その容量帯で各社を比べるのが分かりやすい方法です。
ここでは、3GB前後、5~10GB前後、15~20GB前後、25~30GB前後、35GB以上に分けて、現在の主な料金プランを比較します。
※料金は2026年9月26日時点。特に記載がないものは、音声通話付きSIMの通常月額料金・税込です。期間限定キャンペーンや家族割引は含めていません。
まず自分が毎月何GB使っているか確認する
格安SIMを選ぶ前に確認したいのが、現在のデータ使用量です。
契約している通信会社のアプリやマイページを見ると、毎月何GB使っているか確認できます。
できれば1か月だけではなく、直近数か月分を見ておくと分かりやすくなります。
たとえば毎月2GB程度しか使っていないなら、20GBの料金を比較してもあまり意味がありません。
反対に毎月15GB前後使っている人が、料金だけを見て3GBプランを選べば、容量が足りなくなる可能性があります。
料金より先に必要なデータ容量を決める。
これが格安SIMの料金を比較するときの基本です。
3GB前後の格安SIM料金を比較
自宅や職場ではWi-Fiを使い、外出先ではWeb閲覧やLINEなどが中心なら、小容量プランで足りる場合があります。
3GB前後の主なプランを比べると、次のようになります。
| サービス | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| BB.exciteモバイル | ~3GB | 690円 |
| HISモバイル | 3GB | 770円 |
| IIJmio | 2GB | 850円 |
| LIBMO | 3GB | 980円 |
| mineo | 3GB | 1,298円 |
同じ「小容量」といっても、2GBと3GBでは使えるデータ量が違います。
数百円の料金差だけを見るのではなく、自分が実際に使う容量に足りるか確認して選びます。
BB.exciteモバイルのFitプランは段階制で、3GBまでなら音声SIMが690円です。
HISモバイルは3GBで770円、LIBMOは3GBで980円、mineoは3GBで1,298円となっています。
5~10GB前後の格安SIM料金を比較
外出先でもSNSやWebサイトを使い、ときどき動画を見る人は、5~10GB前後が候補になります。
| サービス | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| IIJmio | 5GB | 950円 |
| HISモバイル | 7GB | 990円 |
| BB.exciteモバイル | ~7GB | 1,190円 |
| HISモバイル | 10GB | 1,299円 |
| IIJmio | 10GB | 1,400円 |
| mineo | 7GB | 1,518円 |
| LIBMO | 8GB | 1,518円 |
この容量帯では、同じくらいの月額料金でも5GB、7GB、8GB、10GBと容量に差があります。
毎月6GB程度使う人なら5GBでは足りないため、料金が少し高くても7GB以上のプランを選んだほうが使いやすくなります。
反対に毎月3~4GB程度なら、10GBまで増やす必要はないでしょう。
15~20GB前後の格安SIM料金を比較
外出先で動画やSNSをよく使う場合は、15~20GB前後も選択肢になります。
| サービス | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| 日本通信SIM | 20GB | 1,390円 |
| IIJmio | 15GB | 1,600円 |
| BB.exciteモバイル | 14GB | 1,650円 |
| HISモバイル | 20GB | 1,699円 |
| mineo | 15GB | 1,958円 |
| LIBMO | 20GB | 1,991円 |
この容量帯では、日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」が20GBで1,390円です。
さらに、1回5分までの無料通話か、月70分までの無料通話を選べます。
HISモバイルの20GBプランは1,699円で、1回6分までの国内通話かけ放題が基本料金に含まれています。
単純なデータ容量と料金だけでなく、電話をよく使う人は通話サービスまで含めて比較したほうがよいでしょう。
25~30GB前後の格安SIM料金を比較
毎月20GBでは足りない人は、25GBや30GBのプランを比較します。
| サービス | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| HISモバイル | 30GB | 1,999円 |
| IIJmio | 25GB | 2,000円 |
| BB.exciteモバイル | 30GB | 2,068円 |
| mineo | 30GB | 2,178円 |
| LIBMO | 30GB | 2,728円 |
30GB前後になると、2,000円前後から選べるサービスがあります。
HISモバイルは30GBで1,999円、BB.exciteモバイルは30GBで2,068円、mineoは30GBで2,178円です。
IIJmioは25GBで2,000円なので、ほかの30GBプランとは容量が5GB違います。
料金がほぼ同じでもデータ容量は同じとは限らないため、月額料金だけを横に並べて判断しないことが大切です。
35GB以上の格安SIM料金を比較
動画視聴やテザリングなどでデータを多く使う場合は、35GB以上のプランもあります。
| サービス | データ容量 | 月額料金 |
|---|---|---|
| IIJmio | 35GB | 2,400円 |
| mineo | 50GB | 2,948円 |
| BB.exciteモバイル | 40GB | 2,970円 |
| IIJmio | 45GB | 3,300円 |
| IIJmio | 55GB | 3,900円 |
| LIBMO | 60GB | 3,960円 |
| BB.exciteモバイル | 50GB | 4,400円 |
大容量になるほど、単純な料金差だけでなくサービスの特徴も確認したくなります。
mineoの50GBプランでは、最大3Mbpsでデータ通信を利用できる「パケット放題 3Mbps」などの対象オプションが無料になります。
BB.exciteモバイルのFlatプランは、契約したデータ容量を追加SIMと共有できるため、1人で大容量を使う場合だけでなく、家族や複数端末で分けて使う方法もあります。
LIBMOでは60GBまで用意されています。
容量別に見ると料金差が分かりやすい
ここまでを見ると、格安SIMは「この会社がいつでも一番安い」というものではないことが分かります。
3GB前後ではBB.exciteモバイルやHISモバイル、20GB前後では日本通信SIMやHISモバイル、30GB前後ではHISモバイルやIIJmio、BB.exciteモバイルなどが比較対象になります。
一方、大容量になるとmineo、IIJmio、LIBMOなどにも選択肢があります。
必要な容量が変われば、料金面で比較したいサービスも変わります。
先に容量を決め、その容量で各社を横に並べる。
この順番で考えると、必要以上に大きなプランを契約したり、料金だけを見て容量不足になるのを防ぎやすくなります。
キャンペーン価格ではなく通常料金も確認する
格安SIMでは、期間限定の月額割引やデータ増量などが行われることがあります。
キャンペーンを利用できれば契約直後の料金は安くなりますが、期間が終われば通常料金に戻ります。
長く使うことを考えるなら、キャンペーン適用中の料金だけでなく、終了後に毎月いくら払うことになるのかも確認しておきます。
このページでも、比較しやすいように原則として通常料金を掲載しています。
料金が同じでもサービス内容は同じではない
同じデータ容量、同じくらいの月額料金でも、サービス内容には違いがあります。
たとえば確認したいのは次のような点です。
- 無料通話やかけ放題が含まれているか
- 余ったデータを翌月へ繰り越せるか
- 複数のSIMでデータを共有できるか
- eSIMを利用できるか
- 利用できる回線はどこか
- 昼休みなど混雑時の通信速度はどうか
数百円の料金差だけでなく、自分が必要とする機能まで含めて比較すると選びやすくなります。
通信速度についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
格安SIMの通信速度は本当に遅い?遅くなる時間帯と対策を解説
料金ではなく使い方から候補を選びたい場合
「何GB必要なのかは分かったけれど、結局どのサービスが自分に合っているのか決められない」という場合もあります。
料金以外にも、家族利用、通信速度、通話などを含めて選びたい場合はこちらの記事で整理しています。
格安SIMそのものの仕組みから確認したい場合はこちらです。
格安SIMとは?仕組みやメリット・デメリットを初心者向けに解説
まとめ|必要なデータ容量を決めてから料金を比較する
格安SIMには、小容量から50GBを超える大容量までさまざまな料金プランがあります。
そのため、会社ごとの最安料金だけを比べても、自分に合うプランは判断できません。
まず現在のデータ使用量を確認し、3GB、10GB、20GB、30GBなど、自分に必要な容量を決めます。
そのうえで、同じくらいの容量を提供している格安SIMを比較します。
「一番安い格安SIM」を探すのではなく、「自分に必要な容量でいくらになるか」を比較する。
これが、格安SIMの料金プランを選ぶときの基本です。