ノートPCやスマートフォンを急速充電するために、エレコムの100W対応USB-Cケーブルを購入しました。
今回購入したのは、長さ2mの「MPA-CCECAN20BK」です。購入価格は1,080円。
実際にノートPCへ接続して測定したところ、約56.7Wで給電できました。さらに、ケーブル内部のE-Marker情報を読み取り、20V・5A対応であることも確認できています。
2mという長さがありながら、今回の条件ではノートPCの急速充電に問題なく使用できました。
エレコムの100W対応USB-Cケーブルを購入した理由
今回ケーブルを購入したのは、Anker Nano II 65Wなどの充電性能の測定用ケーブルとして使うためです。
充電器やケーブルの性能を調べるとき、測定器と測定対象を結ぶケーブル自体が原因で給電性能に影響が出てしまうと、正しい評価ができません。
そこで、測定用のプローブとしても使うことを考え、信頼できる国内メーカーの製品を選びたいと思いました。

また、今後の測定だけでなく普段使いにも利用するため、100W対応で、長さが2mあることを購入の条件にしました。
100W対応なら65Wの充電器の測定にも使えますし、2mあればコンセントや充電器から少し離れた場所でも、スマホやノートPCを使いやすくなります。
こうした条件をもとに探したところ、見つかったのがエレコムの「MPA-CCECAN20BK」です。
購入価格は1,080円。国内メーカーの製品で、必要な条件を満たしながら価格も手ごろだったため、今回はこちらを購入しました。
購入したのは100W対応・2mのMPA-CCECAN20BK
今回購入したケーブルの型番は、エレコムの「MPA-CCECAN20BK」です。
両端がUSB-C端子になっているUSB-C to USB-Cケーブルで、最大100WのUSB PD充電に対応しています。
長さは2m。外側にはナイロンメッシュが使われており、断線に強い高耐久タイプとして販売されています。
購入価格は1,080円でした。
100W対応という仕様に加えて、2mの長さと丈夫そうな作りが、今回の用途に合っていると考えました。
開封して分かったケーブルの作りと使い心地
Amazonから届いた商品は、エレコムのロゴが入った袋に入っていました。
開封すると、ケーブルは丸くまとめられた状態で入っています。
実際に手に取ってみると、ケーブルの外側はメッシュ構造に布のような見た目と質感です。ナイロンメッシュで覆われており、しっかりした作りだと感じました。
触った印象では、内部にも金属の被覆があるように感じるほど丈夫そうです。ただし、内部の構造を確認したわけではありません。
一方、USB-Cコネクタの周囲は小さくまとまっています。
ケーブルそのものには丈夫さを感じますが、コネクタ部分が必要以上に大きくないため、ノートPCにも接続しやすい形状です。
今回は撮影や測定で使用するために2mを選びました。実際にノートPCと充電器を離して配置できるのは便利です。
ただし、机の上で近くの機器同士を接続する場合には、余ったケーブルをまとめる必要があります。
E-Markerを確認すると20V・5A対応だった
100W対応と書かれていても、外観だけではケーブルの対応電力は分かりません。
そこで、ChargerLABのUSBテスター「POWER-Z KM003C」を使い、ケーブル内部のE-Marker情報を確認しました。
E-Markerは、USB-Cケーブルの対応電流やデータ転送速度などの情報を機器へ伝えるための電子回路です。
今回のエレコム製ケーブルを読み取ったところ、次の情報を確認できました。
| 項目 | 読み取り結果 |
|---|---|
| ケーブルの種類 | Passive Cable |
| 対応電圧・電流 | 20V・5A |
| 対応電力 | 最大100W相当 |
| データ転送 | USB 2.0 |
| E-Marker IC | HUSB332C/B |
20V・5Aなので、20×5=100Wに相当します。
パッケージに記載された100W対応という仕様を、E-Markerの情報からも確認できました。
なお、データ転送についてはUSB 2.0対応です。大容量のファイルを高速転送するためのケーブルではなく、充電を中心に使う製品と考えたほうがよいでしょう。
また、E-Markerで100W対応と確認できたことと、実際に100Wを流して試験したことは別です。今回は100Wでの給電試験までは行っていません。
ノートPCで急速充電してみた結果
次に、実際にノートPCを充電してみました。
使用したのは、Anker Nano II 65W、エレコムの100W対応USB-Cケーブル、富士通のLIFEBOOKです。
給電状態を確認するため、途中にPOWER-Z KM003Cを接続しています。
ノートPCのバッテリー残量を21%まで減らしてから充電を開始しました。
充電中、PCの残量が27%になった時点で、KM003Cには次の数値が表示されていました。
| 項目 | 測定結果 |
|---|---|
| 電圧 | 約19.92V |
| 電流 | 約2.84A |
| 電力 | 約56.66W |
| 充電規格 | USB PD 3.0 |
| PCのバッテリー残量 | 27% |
今回の測定では、エレコムの2mケーブルを使って、ノートPCへ約56.7Wで給電できました。
20V前後でUSB PDによる給電が成立し、PCのバッテリー残量も増えています。
2mのケーブルでも、今回のノートPCと充電器の組み合わせでは問題なく急速充電できました。
ただし、測定された56.7Wは、今回の接続条件でノートPCが受け取っていた電力です。ケーブルの最大性能を示す数値ではありません。
99%まで充電すると給電電力は約8.9Wになった
同じケーブルと充電器を使っていても、ノートPCのバッテリー残量によって給電電力は変わりました。
PCの残量が99%の状態で測定した際には、約20.01V・0.445A・8.90Wでした。
一方、残量が27%のときには約56.7Wで給電されています。
これは、同じ充電器とケーブルでも、接続先の機器が必要とする電力によって実際の給電量が変わるためです。
ノートPCは満充電に近づくと、バッテリーを保護するために充電電流を抑えることがあります。
また、測定された電力にはPC本体を動かすための電力も含まれるため、表示されたW数すべてがバッテリーの充電に使われているわけではありません。
今回、残量の少ない状態では約56.7Wで給電できていることから、99%時点の8.9Wという数値だけを見て、ケーブルの性能が低いと判断することはできません。
2mの長さは撮影や測定にも便利
今回2mのケーブルを選んだ理由は、充電器とノートPCを離して配置したかったからです。
実際に使ってみると、測定器を間に入れながらノートPCを配置でき、撮影時の自由度が高くなりました。
普段使いでも、コンセントから机まで少し距離がある場合や、充電しながらスマホを使いたい場合には、2mという長さが便利です。
ナイロンメッシュの外装は丈夫そうな印象で、コネクタ部分も小さくまとまっています。
一方で、机の上で短い距離を接続するだけなら、余ったケーブルが邪魔になる場合もあります。
1mと2mのどちらがよいかは、普段どのくらい離れた機器を接続するかで決めるのがよいでしょう。
エレコム100W USB-Cケーブルを使ってみた感想
今回購入したエレコムのMPA-CCECAN20BKは、100W対応・2mのUSB-Cケーブルです。
購入価格は1,080円でした。
実際に触ると、布のような質感のナイロンメッシュに覆われており、丈夫そうな作りです。コネクタ部分も小さくまとまっています。
KM003CでE-Markerを読み取ると20V・5A対応であることを確認でき、ノートPCへの給電では約56.7Wを記録しました。
今回の測定では、2mという長さがあっても、Anker Nano II 65Wと組み合わせてノートPCを急速充電できています。
エレコムの100W対応・2m USB-Cケーブルは、ノートPCの急速充電にも使え、充電器と機器を離して配置したい場合にも便利なケーブルでした。
今後は、手元にある100均の100W対応USB-Cケーブルとも比較し、実際の給電状態にどのような違いが出るか試してみたいと思います。