スマホ用充電器の選び方|W数・端子・大きさはここを見る

スマホ用の充電器を選ぶとき、「20W」「30W」「65W」などの数字に目がいきます。

ただし、充電器はW数だけで選ぶものではありません。

スマホが必要とする出力を満たしていること。

対応する急速充電規格が合っていること。

USB-Cなど必要な端子があること。

そして、持ち歩くのか、自宅で使うのか、何台つなぐのか。

こうした使い方まで含めて選ぶ必要があります。

スマホ用充電器は、最大W数の大きさではなく、自分のスマホに必要な性能と使い方に合っているかで選ぶのが基本です。

スマホ用充電器は何を見て選ぶ?

スマホ用充電器を選ぶときは、次の順番で見ると分かりやすくなります。

  1. スマホが必要とするW数
  2. 対応する急速充電規格
  3. USB-AかUSB-Cか
  4. ポート数
  5. 大きさと重さ

一番大きなW数の充電器を選べばよいわけではありません。

たとえば、スマホが20W程度までの充電に対応しているなら、100Wの充電器をつないでも100Wで充電されるわけではありません。

反対に、スマホが急速充電に対応していても、充電器の出力が小さければ、その性能を十分に使えません。

まずスマホ側の条件を確認し、その条件を満たす充電器の中から使いやすいものを選びます。

まずスマホが必要とするW数を確認する

最初に確認したいのは、スマホがどの程度の電力で充電できるかです。

スマホには、受け取れる電力の上限があります。

たとえば、スマホが20W程度までの充電に対応している場合、20W以上を出せる対応充電器を用意すれば、まず必要な出力は満たせます。

30Wでも構いません。

65Wでも利用できます。

ただし、65Wだから20Wの充電器より必ず速くなるわけではありません。

スマホ側が受け取れる電力には上限があるからです。

逆に、スマホが30W程度まで利用できても、5Wの充電器を使っていれば、充電器側が上限になります。

充電器のW数は、スマホが必要とするW数を満たしているかを見る。

まずはここが基準です。

対応する急速充電規格を確認する

W数だけ合っていても、必ず本来の速度で急速充電できるとは限りません。

スマホと充電器が、同じ急速充電規格に対応している必要があります。

代表的なものにはUSB PDがあります。

機種によってはPPSやメーカー独自の急速充電方式に対応していることもあります。

たとえば、充電器が30Wまで出せても、スマホが必要とする充電方式に対応していなければ、その30Wを十分に利用できない場合があります。

そのため、充電器の商品ページでは、最大W数だけではなく、

  • USB PD対応
  • PPS対応
  • そのほかスマホが必要とする充電規格

も確認します。

W数と充電規格はセットで見る。

これが急速充電器を選ぶときの基本です。

USB-AとUSB-Cはどちらを選ぶ?

手元にある古い充電器では、USB-A端子を使っているものも多くあります。

USB-Aでもスマホを充電できます。

今使っている充電器で困っていないなら、USB-Aだからという理由だけで買い替える必要はありません。

一方、これから新しく充電器を買うなら、USB-Cを基準に考えると選びやすくなります。

USB PD対応の充電器はUSB-Cを使うものが多く、スマホだけでなくタブレットやノートパソコンにも使い回しやすいからです。

ただし、USB-C端子が付いているだけで必ず急速充電できるわけではありません。

USB-Cは端子の形です。

実際の充電性能は、対応する規格やW数によって決まります。

これから充電環境を整えるなら、

USB-Cポートを備え、必要な急速充電規格に対応した充電器

を候補にすると分かりやすくなります。

ポート数は何個必要?

充電器には、1ポートのものと複数ポートのものがあります。

どちらがよいかは、使い方で決まります。

スマホ1台だけなら1ポートでも十分

スマホ1台を充電するだけなら、1ポートの充電器でも十分です。

ポート数が少ないぶん、小型で軽い製品も選びやすくなります。

毎日バッグに入れて持ち歩くなら、1ポートの小型充電器は使いやすい選択です。

複数台を充電するなら2ポート以上が便利

次のような使い方なら、複数ポートの充電器が便利です。

  • スマホとワイヤレスイヤホンを同時に充電する
  • スマホとタブレットを充電する
  • 家族で同じ充電器を使う
  • 旅行で持ち歩く充電器を減らしたい

1つのコンセントから複数の機器を充電できるので、充電器の数を減らせます。

ただし、ポート数が多ければ多いほどよいわけではありません。

使わないポートが増えると、本体が大きくなったり価格が上がったりします。

普段何台を同時に充電するかで必要なポート数を決めます。

複数ポートでは出力の分配に注意

複数ポートの充電器では、最大W数の見方に注意が必要です。

たとえば「最大65W」と書かれていても、2台を同時につないだときに、それぞれ65W出せるとは限りません。

65Wを複数のポートに分けて使う製品もあります。

たとえば、

45W + 20W

のように分配されることがあります。

また、1ポートだけ使うときは65Wでも、2ポートを使うと各ポートの出力が下がる製品もあります。

複数ポートの充電器を買うときは、

  • 1ポート使用時の最大出力
  • 2ポート以上使用時の出力
  • 各ポートへの分配方法

を確認します。

「最大65W」という数字だけでは、複数台をつないだときの充電性能までは分かりません。

大きさと重さも充電器選びの一部

充電器は毎日使うものです。

そのため、性能だけでなく大きさや重さも重要です。

自宅のコンセントへ差したまま使うなら、多少大きくても困らないことがあります。

一方、毎日バッグに入れて持ち歩くなら、数十グラムの違いや本体サイズの違いも気になります。

一般に、高出力でポート数が多い充電器ほど、大きく重くなりやすくなります。

最近はGaNと呼ばれる半導体を使い、小型化した高出力充電器も増えています。

ただし、GaNだから選べばよいというわけではありません。

自分が必要とする出力やポート数を満たしたうえで、小ささを重視するなら候補になります。

自宅用なら性能を優先。持ち歩き用なら大きさと重さも重視する。

このくらいに考えると選びやすくなります。

ケーブルとの組み合わせも確認する

充電器だけ新しくしても、ケーブルが必要な性能に対応していなければ、本来の充電速度が出ないことがあります。

特にUSB-Cの急速充電では、ケーブル側が対応できる電力も確認します。

スマホが20Wや30W程度で充電するなら、その電力を十分に流せるUSB-Cケーブルを使います。

65Wクラスの充電器をノートパソコンにも使うなら、高出力に対応したケーブルを用意したほうが使いやすくなります。

充電器を買うときは、

今持っているケーブルをそのまま使えるか。

も確認しておくと、購入後に困りません。

高出力なら高出力なほどよいわけではない

スマホ用充電器を探すと、20W、30W、45W、65W、100Wと数字が大きくなっていきます。

数字だけを見ると、できるだけ大きなものを買ったほうがよさそうに見えます。

しかし、スマホの充電だけが目的なら、必要以上に高出力な充電器を選ぶ必要はありません。

スマホ側の上限を超えて充電速度が上がるわけではないからです。

さらに、高出力な製品は、

  • 本体が大きくなる
  • 重くなる
  • 価格が高くなる

こともあります。

一方で、タブレットやノートパソコンにも使うなら、高出力な充電器を選ぶ意味があります。

つまり、高出力を選ぶ理由は、

スマホを必要以上に速く充電するためではなく、ほかの機器にも使うため。

と考えると分かりやすくなります。

迷ったらどんな充電器を選べばいい?

スマホ1台を中心に充電するなら、まず次の条件を確認します。

  • USB-Cポートを備えている
  • USB PDなどスマホが必要とする規格に対応している
  • スマホが必要とするW数以上を出せる
  • 持ち歩くなら小型で軽い

この条件を満たしていれば、スマホ用充電器として使いやすくなります。

スマホとイヤホンなど2台を充電するなら、2ポートモデルも便利です。

ノートパソコンにも使いたいなら、65W以上など必要な出力を確認します。

その場合は、複数ポートを使ったときの出力分配も確認します。

充電器を選ぶ順番は、

  1. スマホが必要とするW数と規格を確認する
  2. 必要なポート数を決める
  3. 持ち歩くなら大きさと重さを見る
  4. 最後に候補の中から価格やメーカーで選ぶ

とすると分かりやすくなります。

最初から「一番高出力なもの」を探す必要はありません。

手元の充電器ならどこを見る?

充電器を選ぶときは、実物や商品ページで次の部分を確認します。

  • 最大出力は何Wか
  • USB-CかUSB-Aか
  • USB PDなど必要な規格に対応しているか
  • ポートは何個あるか
  • 複数ポート使用時の出力はどうなるか
  • 本体の大きさと重さ

充電器本体には、「OUTPUT」や「出力」と書かれた部分があります。

そこに対応する電圧や電流が記載されています。

商品ページでは「最大30W」「USB PD対応」など、より分かりやすく書かれていることもあります。

複数ポートモデルなら、1台だけつないだ場合と2台以上つないだ場合の出力も確認します。

数字を一つだけ見るのではなく、

自分が実際に使う条件で、必要な性能が出るかを見る。

これが重要です。

まとめ|スマホ用充電器は自分の使い方に合わせて選ぶ

スマホ用充電器は、W数だけで選ぶものではありません。

まず、自分のスマホが何W程度まで、どの急速充電規格に対応しているかを確認します。

そのうえで、

  • 必要なW数を満たしているか
  • 必要な充電規格に対応しているか
  • USB-Cなど必要な端子があるか
  • 必要なポート数があるか
  • 持ち歩きやすい大きさか

を見ます。

スマホ1台だけなら、小型のUSB-C急速充電器で十分なこともあります。

タブレットやノートパソコンにも使うなら、高出力で複数ポートを備えた充電器が便利です。

どちらが正しいというものではありません。

使い方によって必要な充電器は変わります。

スマホ用充電器は、一番W数が大きいものを選ぶものではありません。

自分のスマホが必要とする性能を満たし、自分の使い方に合ったものを選ぶのが基本です。

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